Skypeを企業でビジネス利用する危険性、不具合点

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企業、ビジネスにおける、Skypeを利用した遠隔会議の危険性や不具合点について、下記のような点に焦点を当ててお話します。

1.1.実際は4〜5人以上から音声途切れが発生して会議にならないSkype
2.2.情報漏洩の危険性をはらむSkype
3.3.情報共有機能が無いSkype
4.4.結論


1.実際は4〜5人以上から音声途切れが発生して会議にならないSkype
無料で使えるSkypeは1:1で使う用途として開発されました。それ故、3人以上の複数人で使用するには設計上無理のある構造です。 最近Skypeは25名までの「音声会議」に使えるとアナウンスしましたが、現実は4~5名の交信あたりから、音声の途切れが頻発します。
Skypeの通信方式は P2P(Peer to Peer)という技術で作られています。Peer to Peerすなわち1:1が基本なのです。この技術を使って複数間で音声コミュニケーションできるように作られていますが、そこには構造上無理があり、結局上記のように、4~5人を越えた時点から音声の途切れが発生し、円滑な会議が出来なくなります。Skypeは個人で1:1の無料電話代わりに使用するには良いソフトですが、ビジネスの複数人会議に使用するには無理があるソフトです。ちなみに、Peer to Peerは情報流出で有名なWinnyも使っている技術です。


2.2.情報漏洩の危険性をはらむSkype
SkypeはP2Pという技術で通信をしています。これはサーバーを介さずに、Skypeユーザー同士の
PCを経由して目的地のPCと交信するという事です。例えば東京本社と大阪支社で交信した場合の
経由イメージを下図に記します。

Skypeのスーパーノード構造.jpg


このようにSkypeは「スーパーノード」と呼ばれるSkypeユーザーのPCを経由して情報を運んでいます。Skypeが勝手にユーザーのPCをスーパーノードに指定しますので、誰のPCがスーパーノードになっているかはわかりません。そのPCの中に悪意をもった人が、スーパーノードに指名され、自分のパソコンで転送されるデータをコピーし、解析/復号してしまう危険性もあります。当然情報漏洩に繋がるわけです。Skypeは電話会社のような信頼の置ける通信方式ではないのです。あくまでユーザー責任で使う前提なのです。
また、御社のPCもいつの間にかスーパーノードに指定され、新型PCで高速なはずなのに、いつの間にか重たくなってしまった! などという事が発生する可能性があるわけです。


3.3.情報共有機能が無いSkype
ビジネスの会議には資料が必要です。メールで資料を送っておいて電話で説明する、ということもできるでしょうが、やはり同じ資料をお互いが同時に見ながら、あるいは書き込みながら話す事に理解の明確さや深さが得られるわけです。
Skype にはこういう機能がありません。Skypeはあくまで音声会議の手段なのです。「映像が使えるじゃないか」という声もありますが、それはあくまで1:1で使えるだけで、複数人で映像は使えません。つまり情報を理解し、円滑なコミュニケーションをとるというビジネス用途の意味において、Skypeは不備なサービスと言えます。


4.4.結論
上記のように、Skypeは個人が無料で使うための音声通話のソフトであって、企業ユーザーが複数人でビジネス用途に使用するには無理のあるソフトと言えます。


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このページは、marketingが2011年6月30日 06:13に書いたブログ記事です。

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